1. はじめに


1.1 extipl って何?

昔、むかし、UNIX version 7 互換の minix という システムがありました。OSの学習用という側面もあって 8086 でも動作し、要求す るリソースも小さなものでした。この minix で日本語を表示させようのと試みが 日経mix/minix会議で進められ、minix-V として公開されました。

この開発過程で公式版と minix-V あるいは MS-DOS との切替えブートプログラム が必要となりました。手にしっくりとするツールがなく、必要にかられて assistIPL というブートセレクタを作りました。このツールを update するに当たり、 名称を変更したものが extipl です。

本来 assistIPL は minix をハードディスクからブートさせるために作った master IPL なので、minix からインストールしていました。しかし、他の OS でも有用なの でもっと手軽に使えるようにすべきとの圧力(?)に屈して、世間に広くある MS-DOS 環境からも使えるように bcc + tasm で書き直し、インストーラを持たせて公開した ものが最初の extipl *1です。現在、extipl は、MS-DOS から離れ、

の2つの環境で保守を行なっています。この web contents は後者の FreeBSD/Linux に添付しているドキュメントを元にしています。

extipl は4種類のローダを内蔵しており、次のような特徴があります。なお、 個々のローダについての詳細は 「5. extipl が内蔵するローダ」 をご覧ください。

  1. IBM 製 HD-IPL と完全な上位互換性を持っています。
  2. 非アクティブパーティションからもブートできます。
  3. 拡張領域(System-ID:0x05, 0x85, 0x0f)内からもブート可能です。
  4. DR-DOS のパスワード機能と共存できます。
  5. 必要ならばアクティブ領域を変更後ブートできます。
  6. OS のローダさえ対応していれば接続されている任意の HD からブートできます。
    (DISK BIOS が識別できる HD に限ります)
  7. HD のブートセクタを書き変えたくなければフロッピーディスクから疑似 的に使うことができます。
  8. HD 大容量化に伴い LBAアクセスにも対応しました。

extipl からインストールされるローダはすべて保守環境とは完全に独立したものです。 ここでは PC-UNIX 側からインストールする説明に終始していますが一旦インストール してしまえば FreeBSD/Linux の領域を削除しようが、パーティションを切り直そうが (全領域を初期化すれば別)ハードディスクのマスタブートセクタが壊れない限りブート対象 となるハードディスクにインストールしたすべての OS を起動させることができます。

*1:  assistIPL のままでも差し支えないのですが、名前だけから判断されると他の IPL を補佐するものと勘違いされてしまうことが多いかったものですから、実 体に添って「拡張 IPL」と改名しました。そもそも「補佐」の意味は「人間の 仕事の "補佐"」なのですが、そうは取ってもらえない時が多いのは考え方が 機械中心なのでしょうかね? だとしたらとても寂しい。

1.2 extipl 内蔵ローダの制限や注意点

extipl 内蔵ローダを使う上で、次のことに注意してください。

1.3 著作権、再配布等について

(1) 著作権と再配布について
  • 本パッケージの保守は takamiti@users.sourceforge.jp が行っています。
  • このドキュメントは ryutarho@users.sourceforge.jp により英訳され、./doc/English/ に 納められています。
  • ソースやドキュメント内に署名がある部分はその署名者が著作権を有します。
  • 本パッケージは GNU General Public License Version 2 に基づき、自由に利用、 修正、再配布することができます。

(2) 免責
本パッケージの使用したことによって生じたあらゆる障害について、作者及び配布 に携わった人達は一切の責任を負いません。あくまでも、あなた自身の責任でお使いく ださい。また、作者はバグの修正やバージョンアップの義務は負いません。

(3) サポート
この extipl パッケージは必要があれば随時更新し、 ここに公開していきます。
なお、ご意見、バグレポート、改良案、などは

保守窓口: extipl-mainte@lists.sourceforge.jp

までお願いします。できるかぎり対応しますが、その義務は負わないものとします。


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